No.14 ...Milk
大切な命、いのちの尊さをそっと胸に抱き吾は母になり
抱き上げれば満面の笑みこぼれおり疑わぬ愛微塵も罪無く
その手にはまだ大きすぎる鍵盤をじっと見詰める君を見ている
“しあわせ”という言葉の意味そのままに大きく笑う君が愛しい
やすらかな君の寝顔を守りたし小さき頬にそっと手を添え
やわらかなミルクの匂いに包まれて君が描くは何色の夢
(最愛なる息子へ/六首)