(no title)
暗闇に目を見開いて
ひたすらに何かを待っている

ソイツはチビで痩せぎす
部屋の隅っこで膝を抱えて
にやりとわらっていた

鬼か、って?馬鹿をいうな、
オレはただ“待っている”だけさ。

ソイツは確かに“待って”いた
錆びた心の隅っこで
「ソノ時」が降りてくるのを

喉もとにぴたりと向けられた
ぬらぬら光るナイフの切先


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