花火
日焼けした肩に
頬をあずけると
夏のにおいがした。

夏祭り
縁日の笛、太鼓
打ち上げ花火

どちらからともなく
手のひらを合わせた
あの夏の日から
どれくらい歩いたのだろう

ひとつ年を重ねるごとに
想い出からも
だんだん遠くなったけれど

ふたり並んで見た
大きな花火の空の下
ぬるい夜風に溶け込んで
交わしたキスが今も苦しい

コンビニのハムサンド
白いTシャツ、缶ビール
刹那に燃える夢と
ジョウネツという若さ

きみと最後の夏。


-copyright © silver-moon.net-