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雪の白さに惑わされてはいけない
嘘は嘘でしかないのだ
傷は傷でしかないのだ
目には見えずとも現実は確かにそこにある
私だけが取り残されて
私だけが過去にできず
ワガママになれますか
強さ弱さは関係ないのです
誰かを傷つけて喉の渇きを潤して
にっ、と牙をつきだして
わらえるならばそれもいい
時折かさぶたを引っかいてみたくなる
忘れえぬ恋の傷跡
とんでいきそうな心をしっかりつかまえて。
「もしもし、ワタシ。ゲンキ?」
そんなふうにいつでも電話できること
思い切り泣いた夜と引き換えに
記憶はだんだん君を失ってゆく

輪郭をたどる指先の
震えるそのぬくもりに
包まれたのは いつ?
取り戻せぬものたちへの執着
どんなにサヨナラを先延ばしにしても
でも確かに終わりはあるのです
断定的な物言いを避けて
結局何が変わるのだろう
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